ターミナルケア・看取りーと

TERMINAL CARE
淀川中央動物病院|大阪市淀川区の動物病院 > ターミナルケア

医療と看取りでは老いることや病気に対する考え方が少し違います。
病気をなくそうと闘う医療。
病気と一緒にありのまま生きることを受け入れる看取り。
当院では、できる限りの手を尽くし、最善の医療を提供するとともに、老いや病気は生の中の通過点、死は終わりではなく次のステージへの旅立ちと考え、動物さんも、飼い主さんもありのまま過ごせる毎日をサポートします。

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緩和ケア

緩和ケアとは、生命を脅かす病気(腫瘍など)の根本的な原因療法が困難の場合に、苦痛を和らげることで、生活の質(QOL)を向上させる対処療法的アプローチです。

例えば、がんにより余命宣告された子に対して、抗がん剤治療を行うことで延命できるとしても、その治療による副作用で苦痛を伴うのであれば、その子にとって延命する期間は苦痛の方が大きいかもしれません。
そのような状況では、無理に治療や延命することは重視せず、代わりに苦痛を軽減できる対処療法を行うことで、その子が残りの人生を快適に過ごせるようにする。
こういった方針で治療を進めていく考えが緩和ケアです。

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緩和ケアをしながら、根治治療を継続することも可能ですので、根治治療に賭けるか、緩和ケアをするかの2択ではありませんし、明確な正解というものはありません。
その子にとって最善の方法を、病院スタッフとオーナー様で考えていくことが最も大切です。

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ターミナルケア

ターミナルケアとは、最期の時が間近に迫っている子の苦痛を和らげ、QOLを保つことを目的としたケアです。
緩和ケアと治療方針として大きな違いはありませんが、緩和ケアが生きていく上で必要なQOLを維持をするのに対して、ターミナルケアは出来るだけ苦痛を減らし最期の時をどう迎えるか、という点を重視した治療となります。

具体的には、愛犬が自力で移動できなくなった、食事を摂らなくなった、呼吸が苦しそう、排泄ができない、こういった変化が起きてきたときに、それに応じて適切なケアしていきます。

緩和ケアと同様に、ターミナルケアにも正解はありません。
最期の時に向けて、オーナー様とその子自身にとって最善の形が何なのかを考えることが最も大事なことです。
今、その子にしてあげられることが何かわからない、苦しいのを見ているのが辛い、後悔しない選択をしたい、金銭面での不安も大きい、不安が大きくなりすぎて飼い主である自分も眠れない、、、など色んな感情が湧き出てくると思います。
そういった感情も一人で抱え込まず獣医師や看護スタッフにご相談ください。

旅立ちの準備とその後のケア

最期の時がいつ訪れるのかは誰にも分かりません。
ご家族の心の準備が必要です。
後悔のないよう、できるだけその子と一緒に過ごす時間を作り、「ありがとう」を伝えましょう。
そして、いよいよ訪れる旅立ちを見守ってあげましょう。

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旅立たれたことの確認

まず本当に旅立たれたかどうかの確認が必要です。
呼吸をしていないこと、瞳孔の散大がないことが確認できれば、旅立たれたと判断します。
獣医師による確認をご希望の場合は、病院へお問い合わせください。

エンゼルケア

エンゼルケアとは、お見送りする子の身なりを整えるケアのことです。

  • 目や口を閉じる
  • ブラッシング
  • 排泄物などの汚れを拭き取る
  • 体液が漏れ出ないように詰め物をするなど

ケア後は、段ボールの棺に入れてお返しします。
自宅ではドライアイスや保冷剤を一緒に入れて、時期によってはエアコンの温度も低く設定しましょう。

役所への連絡、葬儀の準備など

市役所への連絡

犬の場合

狂犬病予防法に基づき亡くなった日から30日以内に市区町村役場への「死亡届」の提出が義務付けられています。
提出にあたり、飼い主様の身分証明書や犬の鑑札が必要になりますので、お住いの市区町村役場までお問い合わせください。

※猫、及びその他の動物にこの義務はありません。
※マイクロチップを挿入している子の場合はさらに、環境省のデータベース「犬と猫のマイクロチップ情報登録」より30日以内の死亡届が必要です。

猫の場合

犬のように市区町村役場への「死亡届」の提出義務はありませんが、マイクロチップを挿入している子の場合は、環境省のデータベース「犬と猫のマイクロチップ情報登録」より30日以内の死亡届が必要です。

保険会社への連絡

ペット保険に加入されている子の場合は、加入している保険会社さんへ報告しましょう。

お葬式の手配

お見送りには「合同火葬」「個別火葬」または、ご自宅まで火葬車が訪問する「訪問火葬」などがございます。
オーナー様のご希望に沿う霊園さまにお問い合わせのうえ、ご希望とご予約の相談をお願いします。
お見送りの時は、好きだったおやつやおもちゃ、家族との思い出を持たせてあげてください。
そして、どんなに後悔や悲しみが湧き出てくるとしても、この子は自分を愛してくれていることを思い出して、心から「ありがとう、愛してる」を伝えてあげてください。

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看取りーと(グリーフケア)

どんなに精一杯のお見送りをしても後悔は残るものです。
お別れを意識し始めたときから、ご家族とわが子にはグリーフが少しずつ生まれ、旅立たれた後もその感情と向き合っていくことになります、このグリーフとの向き合いをサポートすることが、私たちスタッフが皆様にしてあげられる最後のことです。

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グリーフってなに?

グリーフとはさまざまな「悲嘆」を意味します。
例えば、この子の死が迫っていることへの不安が次第に大きくなっていく、死別によって心に穴が空き何もする気が出ない、食事の味が分からなくなった、同じ後悔を何度も思い返してしまう、などです。

飼い主が感じるのは主に2つのグリーフ

  • わが子の身に起きることを予想し、危機感や不安が増すことによって発生するグリーフ。
  • 我が子を失った喪失感で発生するグリーフ。

病気を宣告されてから、不安のあまり愛するわが子を【病気の子として見ていませんか?】
グリーフを感じるのは人だけではないのです。

では、動物さんがグリーフを感じるのはどんなときでしょうか?

「目が見えてないと獣医さんに言われてからいつも行っていた散歩がなくなったんだ」
「ある日突然お薬が増えてご飯が楽しみじゃなくなっちゃった」
「最近、家族がずっと悲しそうに僕を見てて落ち着かないんだ」など、動物さんは自分が病気になったのを知らない。
病気の子として見られ、突然生活が一変した時、動物さんたちはその変化について行けません。だからこそ変わらない日常や「その子の大切」を守る事が大事。
獣医師と飼い主さんではなく、獣医師と飼い主さんと「動物さん」と考える事。動物さんが動物さんらしく最期を迎え、その時に家族が笑顔で過ごせること。
その為に飼い主さんや動物さんのグリーフを知る事が大事なのです。飼い主さんのグリーフ、動物さんのグリーフを私達に話してみませんか。それが医療だけではない私達ができるケア、グリーフケアです。

当院では大切なわんちゃん、ねこちゃんを亡くされ、悲しみや喪失感を抱えて過ごされている皆様のために「看取りーとカフェ」を月に1度行っています

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看取りーととは

旅立たれたわが子を思う皆様に、私たちスタッフがしてあげられる唯一にして最後のこと。
それは、その子との思い出を話し、分かち合える場所を提供すること。
出会った時の事や楽しかった思い出、最期の時の事、私達に話して下さいませんか?

【言えることは癒えること】、【話すことは手放すこと】です。
忘れる為に話すのではありません。姿は見えないけれど形を変えて心の中で生き続ける為に話すのです。
悲しみに蓋をするのではなく、たくさん思い返してあげてください。

HPに日程が決まり次第ご案内しています。
参加費は無料ですのでお気軽にご参加ください。

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